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2015年2月3日火曜日

港の中に船がたくさんいる場合に、船を安全に航行させ離着岸させる仕事ってご存知ですか?

yokohama
 東京湾をはじめとする、全国の港湾において、毎日たくさんの船が出入りし、人や貨物を運んでいます。
 広い外の海と違って、港の中は交通量が多く、衝突の危険もそれだけ高まります。
 どんなに経験豊富な船長でも、それぞれの港湾を知り尽くしているわけではなく、潮流が急だったり、浅瀬があったりという情報を持っていないことがありえます。
 そんなときに、その港湾それぞれに専門の人がいて案内をしれくれる人がいると便利ですし、安全・安心ですよね。

 水先法という法律では「水先人」という専門家を設け、全国35水域にそれぞれ配置しています。

 というわけで、タイトルの解答は「水先人」でした。
 ご存知でしたでしょうか。
 私は海事代理士になるまではこういう職業があることは知りませんでした。水先案内人、という言葉がありますが、まさにそのものですね。

 水先法という法律で定められているこの水先人ですが、業態としては個人事業主らしいです。まぁ水先人会に所属してつないでもらうという流れではあるらしいですが。
 昔は大きな船の船長経験が何年もないとなれなかったのですが、最近は制度が変わり学校の養成課程と国家試験でなれるそうです(海技免許や一定の乗船経験は必要)。
 1~3級の区別があり、それぞれ扱える船の種類や大きさが異なります。
 いずれにしても狭き門だとは思いますが、海や船にかかわる仕事はまだまだ未知の世界が多くて勉強になります。

 英語ではパイロットと呼ばれますが、飛行機のパイロット以外にも海のパイロットがあるんですね。

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